最近読んだ本2「俺たちの箱根駅伝」2024/5/17 追記2024/6/2
前回に引き続き、今回も読んだ本の紹介をします。
今回紹介するのは池井戸潤の「俺たちの箱根駅伝」です。
名前の通り箱根駅伝を描いた小説であり、
箱根駅伝の予選会から10秒差で負けた
明誠学院大学のキャプテン、青葉隼斗は
予選で負けた大学の選手のうちから
記録の良い選手たちを集めた
「関東学生連合」(以下関学連)のキャプテンとして、
明誠学院監督兼関学連監督の甲斐監督の打ち立てた
「総合三位以内に入る」という目標を達成しようと頑張ります。
しかし隼人の前の壁は厚く、その最たるものが
「関学連」という存在そのものです。
関学連は「一人でも多くの選手に箱根を走らせてあげたい。」
という理念の下に組織されているためオープン参加という扱いであり、
公式に記録も、順位もつきません。
語弊が大きいですがつまり自己満足であるということです。
そんな状態でやる気も出せない選手だって勿論居ます。
また隼人のみが箱根駅伝を走るということで
元チームメイトとの確執が出来てしまいます。
そんな逆境をいかにして乗り越えるのか、
本番ではどうなるのか。最後まで一気に読める小説ですので、
是非ご一読下さい。
僕は下巻が好きです。想いが繋がっていくタスキリレー、
一区から十区までの選手たちが必死に繋いでいく姿に感涙しました。
ネタバレ防止で区で言いますが、好きな選手は五区と九区の選手。
敗退したチームの想いを肩にかけ、どこまでも走る姿が凄く好きです。
・・・・ジョギングぐらいしようかな。
以下2024/6/2追記
下町ロケットと下町ロケットガウディ計画を読みました。
以前空飛ぶタイヤも読んだことがあります。
気が付いたのが全て同じパターンということ。大同小異。
弱者が強者の我儘に潰されかけて、大逆転をするというストーリー。
これを味というべきかそうでないというべきか。人によって違うと思いますが、
私はそうでないと感じました。
しかし俺たち花のバブル組、ロスジェネの逆襲などは全く違う切り口で、
面白いので池井戸潤さんの全てがそうであるとは全然思いません。
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