最近読んだ本1「半分の月がのぼる空」 2024/5/16

最近読んだ本の紹介をします。
何を隠そう私は図書委員。
本を読むのは息をするのと同じ。
と、いうことで最近読んだ本の紹介です。
今同じこと二回言ったな。
今回紹介するのは
「半分の月がのぼる空」です。
作者は橋本紡。
ジャンルは恋愛小説。
本作のあらすじをざっと解説すると、
A型肝炎にかかった
17歳の主人公、戎崎裕一は総合病院に入院します。
そこで退屈な日常を過ごしていたところ、
ヤンキー看護婦、「谷崎 亜希子」に
病院に長い事入院している同い年の美少女、
「秋庭里香」の話し相手となるように脅されます。
わがままな秋庭里香に振り回されていくうちに
裕一は里香に惹かれていく、
というストーリーです。

魅力はなんといっても等身大の描写。
17歳の少年の心理が巧みに描かれています。
たまに訪れる全能感、凄く良く分かる。
俺もたまに思う。「今なら100m10秒で走れる」って。
でも現実は50mに7.7秒もかかるわけで、
所詮はまだ青臭いガキでしかない。
それに対するどうにもならなさとか、
それでもやる心情とか、
友達との下らない話とかm
15の俺は共感しっぱなしです。
是非ご一読下さい。
ちなみに好きなキャラは司です。
高校生なのに無垢で、それでいて大人びている。
俺はあんな風にはなれない。でもなりたい。


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